こんにちは!バリバリ現役高校生のなす丸です!
前回から少し時間が空きましたが、「面白い」と思った本をほぼ毎日ペース紹介しています。今回紹介するのは、「想定外の人体解剖学」。人間の体はまだまだ謎多く神秘的ですが、中にはちょっと残念な想定外の要素があったりします。

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「想定外の人体解剖学」基本情報

分類:文学・教育
著者:坂井建雄
出版社:株式会社枻出版社
初版発行日:2018/10/10
推奨年齢:小学生〜中学生
ページ数:167ページ
本の概要&見どころ
この本の概要
人間の体は実に緻密で高性能なものに進化していきましたが、「なぜ?」という不思議で想定外な部分がたくさんあります。そんな想定外な体の話を集めた本です。「想定外のなぞシステム」「想定外のムダシステム」「想定内のスゴいシステム」の3章で構成されています。
この本の見どころ
①オールカラー&ふりがな付きで、無理なく読める
解剖学の話になると「膵臓」や「脾臓」など難しい漢字の臓器が多々出てきます。でもこの本はポップなイラストとふりがなのおかげで難なく読めます。小さい子に限らずとも、今まで興味を持って体について考えたことがなかった人にはお勧めです。
②面白さ+想定外で思わず「なんでだろう?」と考えてしまう
タイトルにもある通り、この本は「想定外」なところが一番の特徴です。「常に筋肉は実力の半分以下しか出していない」「実は大腸に消化能力はゼロ」「かき氷の頭キーンは神経がテンパってるだけ」など自分の知っている知識や考えた事もなかった謎が次々にひっくり返されて、読む手が止まりません。
③謎やムダばかりじゃない!「スゴいシステム」も解説
この本が初心者にオススメできるのは第3章「想定内のスゴいシステム」もあるからこそです。この本は人体のユニーク豆知識だけを集めたようなタイトルですが、後半にはちゃんと「人間の体ってスゴい!」と思える話も載っています。学校で習う知識に+αしたくらいのレベルだから、すぐ理解してすぐ友達に自慢できますね。
おわりに
最後まで読んでくれてありがとうございます。
生物の分野は苦手意識を持つ人もいますが、嫌でも死ぬまで自分の体とは一緒です。人体を知ることで「自分ってスゴい生き物かも」と思えるかもしれませんね。
もしこの本を読んでくれた人が、読み終わった後にちょっと、ちょっとでいいから世界が明るくなっていたらな、と願っています。
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