1日1冊本紹介その⑨「こども六法」

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 こんにちは!バリバリ現役高校生のなす丸です!

 「面白い」と思った本をほぼ毎日ペース紹介しています。今回紹介するのは、「こども六法」。自分の国のルール、あなたはもちろん知っていますよね?

こなす
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「こども六法」基本情報

引用:引用:www.amazon.com.jp

分類:児童書(社会科学・法律)
著者:山崎聡一郎
出版社:株式会社弘文堂
初版発行日:2019/8/30
推奨年齢:小学生〜大人
ページ数:201ページ

本の概要&見どころ

この本の概要

この本は子ども向けの法律書です。大人でも難解な法律を、小学生でも理解できるように、イラストやふりがなを使い、わかりやすく解説しています。法律の基本に「六法全書」というものがありますが、そこから商法を除いて代わりに「少年法」と「いじめ防止対策推進法」を加えて、子どもが身近に感じられる法律を集めた本です。

この本の見どころ

どの世代でも読める難易度と充実さを兼ね備えている
 概要でも話しましたが、この本は法律書です。条文とその内容が羅列されています。それを聞くと一見面白さの欠片もありませんが、読んでいて嫌にならないのがこの本。イラストやふりがな付きで分かりやすいのはもちろん、各条文を読むごとに「法律ではこういう解釈なんだ」「こんな法律違反があるんだ」と新たな発見があって興味が尽きません。「法律って面白いんだ」ということに気ける本です。

著者のいじめをされた経験からスタートした本
 著者の山崎さんは小学生時代にいじめを受けた経験があり、この本にはその時感じた想いが込められています。本書にも「こども六法は当時の私が必要としていた本でした」「たとえ必要としている人が当時の私だけだったとしても必ず完成させてみせる」といった山崎さんの出版までのエピソードが語られていて、こんな人の手で作られたからこそ温かく感じられる本なのだろうと思えてきます。

おわりに

 最後まで読んでくれてありがとうございます。

 法律はあまり身近に考えないけれど、生活を陰で支えてくれています。辛くなった時には自分から頼ってみるのもいいかもしれません。

 もしこの本を読んでくれた人が、読み終わった後にちょっと、ちょっとでいいから世界が明るくなっていたらな、と願っています。

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