1日1冊本紹介その②「13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海」

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 こんにちは!バリバリ現役高校生のなす丸です!

 「面白い」と思った本をほぼ毎日ペース紹介しています。今回紹介するのは、「13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海」。地政学という言葉すら知らなかった僕もとても興味をもって読めたのでぜひ読んでほしい一冊です!

こなす
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「13歳からの地政学」基本情報

引用:www.amazon.com.jp

分類:文学・教育
著者:田中孝幸
発行所:東洋経済新報社
推奨年代:小学校高学年〜高校生
ページ数:246ページ

本の概要&見どころ

注意:ネタバレが含まれます

本の概要

概要
 高校一年生の大樹は夏休み前最終日の帰り道、ふと商店街のアンティークショップに飾られた地球儀に心を惹かれ、近所の子供達から「カイゾク」と呼ばれているその店の店主と出会う。その場に居合わせた妹の杏と共に地球儀に興味があることを話すと、カイゾクは「7日間私の話を聞いて、最終日に出す問題に答えられたら、地球儀を譲る」という提案をする。そうして7日間に渡るカイゾクによる世界の授業が始まるのでした、、、。

*国際政治記者として世界中を取材してきた著者によって書かれた、物語が進む中で地政学についての情報が盛り込まれているという、学習要素が入った小説形式の本です。

この本の見どころ

実際に対話をしながら話が進むから、ストーリー性があって分かりやすい!
 まず、この本は全てカイゾクと大樹や杏の会話形式になっています。兄妹二人のふとした発言を拾って話を広げていくカイゾクの言葉は、学びが多いのに堅苦しい勉強感が全くないです。自分も授業を一緒に受けているかのような感覚で読み進められます。

国際に関するニュースや、歴史にも強くなる
 「なぜアメリカは最強なのか」とか「なぜアフリカは貧しい国ばかりなのか」とか、当たり前のようで説明できませんよね?もちろん歴史の授業などで「⚪︎⚪︎戦争でこの国は力をつけた」という事実は教えられるでしょうが、そんなことの裏には実に論理的な地理の要因が隠れているんです。ただ事実を知るだけじゃなくて、根本からの世界の考え方が分かります。

7章(7日間)に分かれていて、飽きなく・無理なく読める
 この話は概要でも言った通り7日間の話で、1日ごとにテーマが変わります。量もちょうどいいので疲れる前に1日分読み終わりますし、毎回切り口が変わって面白いです。しかも毎回最後には「⚪︎日目のまとめ」としてその回の内容が箇条書きになっています。

おわりに

 最後まで読んでくれてありがとうございました。

 勉強として読むのもいいし、小説として楽しむのもいい。どんな人にもおすすめできる素敵な作品なので、ぜひ一度手に取ってみて欲しいです。

 もしこの本を読んでくれた人が、読み終わった後にちょっと、ちょっとでいいから世界が明るくなっていたらな、と願っています。

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