1日1冊本紹介その⑤「地雷グリコ」

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 こんにちは!バリバリ現役高校生のなす丸です!

 「面白い」と思った本をほぼ毎日ペース紹介しています。今回紹介するのは、「地雷グリコ」。謎解きやミステリーが好きな人にはこの上ない一冊なので、さっそく紹介していきます!

こなす
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「地雷グリコ」基本情報

引用:www.amazon.com.jp

分類:文学・小説
著者:青崎有吾
出版社:KADOKAWA
推奨年齢:中学生〜高校生
ページ数:352ページ

あらすじ&本の見どころ

注意:ネタバレが含まれます!

この本のあらすじ

あらすじ
 高校1年生の女子学生、鉱田の友達である射守矢真兎(いもりやまと)は一見ただのおちゃめな女子だが、実は大人顔負けの鋭い洞察力を持ち合わせている。そんな真兎は行く先々で運命をかけたゲームをすることになる。時には文化祭の場所取りで、時には部活の出禁を取り消すために、時には3000万円を賭けて、、、。誰でも一度はしたことがある遊びを使って、天才高校生達によるとてつもない頭脳戦が繰り広げられる。

この本の見どころ

あの「グリコ」や「じゃんけん」が難解な頭脳戦に!
 この本の最大の特徴、それは物語に出てくるゲームが全て誰しも子供の頃にやった遊びなんです。例えばこの本のタイトルにもなっている「地雷グリコ」というゲームは1話(全5話)で登場し、基本ルールは全く普通のグリコと同じ。ただ、お互いが「地雷」を置くことができ、その地雷を見抜いて避けながら進まなければいけないという心理戦。次に出てくるゲームはどんなものなのか、ワクワクしながら前のめりで読んでしまいます。

怖いぐらい真兎の思考が凄すぎる
 読んでいて何度も驚かされるのは真兎の洞察力です。ゲームが始まる前から相手の口調や思考を読みきって、まるで手の中で踊らせるように操る。自分は読んでいて全く思いつかなかったルールの穴をついてくる瞬間は鳥肌が立つほど驚かされます。普通の高校生の話なのにまるで推理小説です。今度はどんな手を使って逆転してくるのか、ずっとハラハラしっぱなしの状態で読んでしまいます。

直木賞候補まで上り詰め、三冠を達成
 これは見どころというより事実なんですが「山本周五郎賞」や「日本推理作家協会賞」、「本格ミステリ大賞」など数多くの有名な賞を受賞し、マンガ版まで発売も決まっています。とにかく今勢いがあって面白い本なので絶対に押さえておいてほしいですね。

おわりに

 最後まで読んでくれてありがとうございます。

 この本に登場した「自由律ジャンケン」は自分も読んだ後に遊んでみて、本の世界に入ったつもりで読後も浸ってしまいました。皆さんにもこの気持ちをぜひ味わってほしいです。

 もしこの本を読んでくれた人が、読み終わった後にちょっと、ちょっとでいいから世界が明るくなっていたらな、と願っています。

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